エージングに何年かけるつもりですか？
台湾Telos Audio Design QBT(Quantum Burning Technology) – ケーブルエージングマシンは、Telos独自の技術を多数搭載しています。ケーブルのエージングに要する時間を短縮するのみならず、ケーブル種別に合わせて適正な信号強度を流すことによりオーバーエージングの発生を防ぎ、ケーブル本来の音質を発揮することができます。以下の特徴を持ちます。
- スピーカーケーブル、電源ケーブル、デジタルケーブル（S/PDIF、AES/EBU、USB、LAN）、RCAラインケーブル、XLRラインケーブルなど、多くのケーブルに対応
- 最大70W、24V、0~50kHzの広帯域信号により、オーディオ用途に最適化したエージングが可能
- ケーブル種別に合わせて、電力量、エージング時間を変えることで、オーバーエージングの発生を防止
Telos QBTには、スピーカーケーブル、電源ケーブル、デジタルケーブル（S/PDIF、AES/EBU、USB、LAN）、RCAラインケーブル、XLRラインケーブルに標準対応しています。スピーカーケーブル、電源ケーブルは、70W、24V、0~50kHzの信号によってエージングを行います。デジタルケーブル（S/PDIF、AES/EBU、USB、LAN）、RCAラインケーブル、XLRラインケーブルは、ケーブル径がとても小さいため、電力を調整し5W、24V、0~50kHzの信号によってエージングを行います。
上記以外のケーブル、例えばイヤフォンケーブルであっても、変換アダプタを介してエージングを行うことができます。※変換アダプタはオプション(別途お問い合わせ)
※変換アダプタ例
広帯域信号発生モジュール
QBTの心臓部は、最大70W、24V、0-50kHzの広帯域信号発生モジュールです。このモジュールは、正確な周波数を発生させるために水晶発振器と同期し、Telos自社開発の制御システムによって動作します。制御システムによって、各ケーブルに適正な電流が都度調整されることにより、ケーブルのアンダーエージングのみならずオーバーエージングを防ぐことができます。
Telosの経験上、ラインケーブルに過剰な電力を流すと、エージングの範囲を超えケーブル本来の音質が損なわれるオーバーエージングが発生します。音が神経質に、歪みっぽくなってしまうのです。
広帯域信号発生モジュールは、ハイエンドオーディオ機器にも比類する電源部により動作します。電源位相の問題を解決するために、JENSEN 1mF銅箔コンデンサを8個、0.1mF、0.01mF、0.0015mFの銀箔コンデンサを各1個搭載しており、負荷に依らず安定した電力を供給します。また、負荷により電源部からノイズが発生し、ケーブルエージングに不要な信号が印加されないよう、独自のノイズ除去技術を搭載しています。
このノイズ除去技術は、ノイズに対して逆極性の信号をかけることでノイズを打ち消すという一種のノイズキャンセリングとして働きます。また、打ち消す際の信号負荷として、抵抗とインダクタを使用することにより、独自のシールド効果が生まれます。ノイズを除去するだけではなく、外部からのノイズ伝播も防ぐことができるのです。
試聴したケーブルを購入し使ってみたら予想と違う音がする、オーディオ愛好家であれば一度や二度は経験したことがあるのではないでしょうか。これは、ケーブルが本来の性能を発揮するにはエージングが必要だということを端的に示しています。しかしながら、ケーブルの本来の性能を発揮するために、未完成な音楽を何時間聴けば良いのでしょうか。ケーブル種別によりますが数百時間は必要です。つまり、1日2時間聴いたとしても約半年、もし週末しか音楽を聴かないのであれば数年かかってしまうのです。Telos
QBTは、このオーディオによくある不満を解決します。
普通に音楽を流せば数百時間かかるケーブルのエージングを、短時間で完了させるケーブルエージングマシンの開発には、並大抵ではない研究と試作の繰り返しが必要でした。2008年にプロトマシン第1号機を作りましたが、そこから試作を繰り返し、十数年かけて理想的なケーブルエージングマシン、QBTが完成したのです。
